インド東部オディシャ州で6月2日、大規模な脱線事故が発生。地元メディアによると、少なくとも290人が死亡、900人以上が負傷。インドでは老朽化などで列車事故が相次いでいるが、現在原因を調査中。今世紀最悪と言われています。
事故の概要と、インドの列車事情、過去の事故をまとめました。
インド列車事故 原因
事故原因に関する暫定調査では、特急列車に誤った信号が送られたことが原因とみられると指摘されています。ロイター通信が鉄道関係者の話として伝えたところによりますと、特急列車に誤った信号が送られ、本線から迂回路線に入り、そこに停車していた貨物列車に突っ込んだということです。 さらに、衝突の影響で特急列車の一部が脱線し、別の線路を走っていた列車にも衝突して被害が拡大したということです。
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インド列車事故 メーカー
列車や信号機のメーカー責任はあるのでしょうか?
インド製造なのか、外国製なのかは、明らかにされていません。
ちなみに、中国も日本もインドの鉄道事業に投資しています。
インド列車事故 現地動画
現地からの発信です。事故後の様子をとらえています。
救助の様子、ドローンでの全体撮影など。
見れば見るほど大変な事故だということがわかります。
インド列車事故 危険な日常の風景
インドの列車に、はみ出して乗っている人たち・・・これが日常なのでしょうか?
私たち、日本人からすると、恐ろしい光景です。
重量オーバー、過積載が事故の原因になることがありますよね。
インド列車事故 これまでも大事故多発
ネットで探しただけで、これだけありました。拾えていない事故もあると思います。
脱線により大事故になるケースが多いようです。
事故の規模が大きく、毎回大惨事になっているようです。
1981年6月6日ビハール:橋の上で脱線し川に転落、250人死亡、推定死者数は500人から800人
1995年8月20日フィロザバード:制止した列車に急行列車に衝突し、358人が死亡
1999年8月2日 ガイサル:列車同士が、高速で衝突、爆発した。少なくとも290人の乗客が死亡
1998年11月26日カンナ:列車が脱線した列車と衝突し、少なくとも212人が死亡
2002年9月10日ラジダニ: エクスプレスが橋で脱線し、少なくとも140以上が死亡
2010年5月28日西ベンガル州西ミッドナポア:列車が脱線し、少なくとも148人が死亡
2010年7月19日西ベンガル州サンシア、急行列車が互いに衝突、約63人が死亡
2011年7月7日プラデーシュ州エタ、列車がバスと衝突した。事故で69人が死亡
2012年5月22日プラデーシュ州アーンドラ:特急列車が貨物列車と衝突、約25人の乗客が死亡
2014年5月26日プラデーシュ州ナガル:貨物列車と特急列車が衝突、25人が死亡
2015年3月20日プラデーシュ州Bachrawan駅:列車が脱線、30人以上が死亡
2016年11月20日カンプール:列車が脱線し、少なくとも150人が死亡
2017年8月19日プラデーシュ州ムザッファルナガル:列車の14台の車両が脱線し、21人が死亡
2017年8月23日プラデーシュ州オーライヤ:9車両が脱線、70人以上が負傷、死者なし
2022年1月13日西ベンガル州アリプルダル:13車両が脱線、9人が死亡
まとめ
今回の列車事故をきっかけに調べてみたところ、インドは鉄道事故の多発国であることがわかりました。
もうこれは、メーカー云々の話ではなさそうです。
根本的な安全への認識が日本とは違うんでしょうね。
日本の鉄道がいかに安全かがわかりました。
お亡くなりになった方々のご冥福をお祈り申し上げます。
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