ジャニーズ事務所社長が、岡本カウアン氏、BBCの告発により騒動になっていた「性被害」問題について、動画で見解を発表しました。
その中で、藤島ジュリー景子社長は、「創業者ジャニー喜多川の性加害問題について、世の中を大きくお騒がせしておりますことを心よりお詫び申し上げます」と謝罪しました。
「知らなかったでは決してすまされない話だと思っておりますが、知りませんでした。」とも語っており、世間は、知らないわけないだろうという反応でした。
過去の文春裁判の判決をご紹介いたします。
ジャニーズ事務所vs文春 裁判・判決内容とは?
この裁判は、被害者がジャニー氏を訴えたものではなく、性被害の記事を書いた文春が、ジャニーズ事務所から名誉毀損で提訴されたものです。
上記記事から抜粋します。
ジャニーズ事務所名誉毀損で文春を提訴
- 東京地裁(2002年3月27日判決)「セクハラ」認定せず、文春側が5つの争点で敗訴。
- 東京高裁(2003年5月15日判決)文春側が4つの争点で敗訴。「セクハラ被害」の真実相当性を認定。
- ジャニーズ事務所側は上告するが、最高裁は2004年、棄却。高裁判決が確定。
東京高裁の判決文
「少年らが逆らえばステージの立ち位置が悪くなったりデビューできなくなるという抗拒不能な状況があるのに乗じ、セクハラ行為をしているとの記述については、いわゆる真実性の抗弁が認められ、かつ、公共の利害に関する事実に係わるものであるほか、公益を図る目的でその掲載頒布がされたもの」
テレビ局がジャニーズ事務所に忖度と指摘も
この裁判を詳しく解説してくださっています。是非ご覧ください。
高橋弁護士は、この判決がなぜ報道されなかったのか?という点について、裁判所の判決文を元に説明しています。
ジャニーズ事務所に、NHKも含めたテレビ局が忖度し、報道しなかった。
文春の記事については、日本のマスメディアが報道した形跡は一切ない。
その一方で、ニューヨークタイム社、AP通信社はインターネットで報じている。
Twitterの反応
まとめ
当時は知らなかったとしても、この判決があるのであれば、社長という立場で「知らなかった」とは言うべきではないでしょう。この言葉によって、更に炎上してしまいそうですね。
また、日本のテレビ局の忖度、隠蔽体質も先の裁判で指摘されていたんですね。
報道の自由度68位の日本の闇が見えました。
海外メディアが先に発信し、日本メディアが仕方なく追随という構図。
今はSNS拡散の方が早いので、テレビ局が情報をコントロールする事が難しくなっているようです。
良い時代になって来たと思います❣️
芸能界も風通しが良くなるとよいですね❣️
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