ロシアの傭兵部隊ワグネルのトップ、プリゴジン氏が、ロシア国内で軍事クーデターを起こしたと報道されました。
ワグネル・プリゴジンは、西欧諸国からテロ組織指定をされ、アメリカFBIからは指名手配されています。
激おこで一躍有名になったプリゴジン氏の経歴を調べてみました。
プリゴジン 顔
左は激おこプンプン丸の軍人の顔、右はシェフ時代の優しい顔。
まるで別人、ジキルとハイドのよう。
戦争に行くと、人相って変わるんですね。
プリゴジン 経歴
エフゲニー・ヴィクトロヴィッチ・プリゴジン (Евге́ний Ви́кторович Приго́жин, Yevgeny Viktorovich Prigozhin, Yevgeniy Vicktorovich Prigozhin)
ロシア・オリガルヒであり、プーチンに重用されている人物。犯罪歴はあるものの、レストラン事業で成功し、プーチンのシェフとなり、傭兵部隊ワグネルグループを創設、ウクライナ侵攻では部隊を指揮し、重要な役割を果たしている。
生誕 | 1961年6月1日(62歳) ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国レニングラード |
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国籍 | ソビエト連邦(1961 – 1991) ロシア(1991 – ) |
別名 | プーチンのシェフ |
職業 | 実業家、軍人 |
団体 | インターネット・リサーチ・エージェンシーコンコード・マネジメント・アンド・コンサルティング |
罪名 | 1979年 窃盗 1981年 強盗、詐欺、売春[1] [2][3][4] |
刑罰 | 執行猶予付き判決(1979) 懲役12年(服役 1981–1990) |
犯罪者現況 | FBIから指名手配中 |
プリゴジン 家族
プリゴジンの妻はリュボフ・ヴァレンティノヴナ・プリゴジナは、ブティック、スパなどの事業を経営しており、成功している。娘はポリーナ。
プリゴジンの母親のヴィオレッタ・プリゴジナは元教師で医師であり、複数のプリゴジン関連事業の法的所有者である。
プリゴジン レストラン事業で成功
プリゴジンは、レストラン事業で成功し、プーチンと親交を深め、重用され、「プーチンのシェフ」と呼ばれるようになった。
プーチンの他、仏シラク大統領や米ジョージ・W・ブッシュ大統領にも自身のレストランで食事を提供したことがある。
ケータリングサービス業においては、ロシアの学校や軍と契約を結んでおり、財を築いている。
プリゴジンは家族とともにサンクトペテルブルクの邸宅に住んでおり、プライベートジェットとヨットを所有、10億ルーブル以上の資産があると推測される。
なお、プリゴジン政権のポストには就いたことはない。
プリゴジン 民間軍事会社ワグネル創設
プリゴジンは2014年にウクライナのドンバス戦争に戦闘員を派遣するために民間軍事請負業者ワグネル・グループを設立。シリア、リビア、中央アフリカ共和国、マリの内戦を含む世界中のさまざまな紛争に参加している。
2022年のロシアのウクライナ侵攻では重要な役割を果たし、2023年5月のバフムートの戦いでは大いに活躍したと言われている。
ブリゴジン FBIが指名手配
プリゴジンは、2016年のアメリカ大統領選挙でトランプ氏を勝たせるため、偽情報をインターネットで拡散させたとして米FBIから25万ドルの懸賞金で指名手配されている。
いわゆるロシアゲート事件だが、Twitterファイルにより、ロシアの関与はなかったと明らかにされた。
プリゴジン・ワグネル 西側諸国から経済制裁される
米国をはじめ、西欧諸国が足並みを揃え、ロシアのウクライナ侵攻に加担しているという理由で、ワグネル関連の経済制裁を決定し、実施している。
ワグネルグループのネットワークは広く、西欧諸国でも事業を展開しているようだ。
米国が制裁
【2023年1月26日ロイター】
アメリカ政府は26日、ロシアの民間軍事会社ワグネルについて、ウクライナに侵攻しているロシア軍を支援しているとして「国際犯罪組織」に指定し、追加制裁を科した。ワグネルの米国内の資産が凍結され、米国人がワグネルに対し資金、商品、サービスを提供することが禁止される。
イギリスが制裁
【2023年5月10日ロンドン時事】
英政府がロシアの民間軍事会社ワグネルを近くテロ組織に指定する方針だと報じている。ワグネルはロシアのウクライナ侵攻で重要な役割を果たしている。英政府はテロ組織指定によりロシアへの圧力強化を狙う。経済制裁が科されれば、英金融機関を通じた資金調達も困難になる。
EUが制裁
【2023年5月10日 AFP】
フランス議会は9日、ロシアの民間軍事会社ワグネルを「テロ組織」に正式に指定するよう欧州連合(EU)に要請する決議案を採択した。テロ組織指定を受けると資産凍結される。
ブリゴジン ウクライナへ情報提供を提案?
【2023年5月14日 ロイター】
ロシアの民間軍事会社ワグネルを率いるエフゲニー・プリゴジン氏がウクライナ政府に対しロシアの侵攻部隊の位置情報提供を提案したと、米紙ワシントン・ポストが報じた。
ワグネルはウクライナ東部の激戦地バフムトでロシアの主力部隊を形成してきた。同紙は米情報当局の流出した資料に基づき、プリゴジン氏が今年1月に、ウクライナ軍がバフムトから撤退することを条件に情報当局にロシア軍の位置情報提供を提案したと伝えた。
ウクライナ側は拒否したという。
という報道がありましたが、真相はわかりません。
プリゴジン アメリカの関与はあったのか?
今回のプリゴジン反乱については、ウクライナ戦争の影の首謀者アメリカが、関与しているのではないかと疑う声もありました。
突然のプリゴジン氏の反乱、ロシアは得をすることはなく、利があるのは、西欧諸国。
それもこの騒動をかなり早くから報道していました。
プーチンが声明を出す前から。
以下は、関与を疑うTwitterの声です。
まとめ
プリゴジン氏は、もともとプーチンのシェフ。食事を提供するということはかなり信用されている人物です。
プーチンとかなり親交が深いようですが、何があったのでしょう?
クーデーターなのか、ただの喧嘩なのか、まだわかりません。
アメリカをはじめ西側諸国が、「クーデターか?」と一斉に報道したのが気になります。
今後も情報を追っていきたいと思います。
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